ライトノベル

ライトノベルの先駆け!『スレイヤーズ』を読まないなんてもったいない!

この日を待っていました!

2018年10月!

神坂一さんの『スレイヤーズ』の長編最新刊がついに発売されました!

 

前作の『デモンスレイヤーズ』からもう18年もたっているんですね。

そこでシリーズ完結な雰囲気だったので、もう長編は出てこないものかと思っていました。

 

18年ぶりのタイトルは、『スレイヤーズ16 アテッサの邂逅』です!

 

 

中学生の頃からスレイヤーズファンの私としては嬉しくて仕方ないです!

そこで今回は、『スレイヤーズ』という小説の紹介をしていきたいと思います。

 

Contents

『スレイヤーズ』のあらすじ

ざっくり1巻のあらすじになります。

『混沌の海』に複数存在する世界の一つが『スレイヤーズ』の舞台。

それらの世界では、神と魔王が互いに争い覇権を奪いあっていた。

 

『スレイヤーズ』の世界でも、神と魔王が争い、赤の竜神スィーフィードは赤眼の魔王(ルビーアイ)シャブラニグドゥを打ち倒し、その身体を7つにわけて封印することに成功をする。

しかし、赤の竜神スィーフィードも力尽き、自身の4つの分身を残し滅んでしまう。

 

それから5000年の時が流れる。

 

 

主人公は、自称美少女天才魔導士リナ=インバース。

ロバーズキラー(盗賊殺し)、どらまた(ドラゴンもまたいで通る)と恐れられている魔導士であった。

 

ある日、リナが盗賊に絡まれているところに、通りがかったガウリイ=ガブリエフが助けに入る。

ガウリイは、リナの見た目が幼いことから、保護者を買って出て町まで連れていくことに。

 

リナは、いつものごとく退治した盗賊たちの根倉からごっそりとお宝を奪い取り、路銀にとしていたが、その奪い取ったお宝の中に貴重なアイテムである賢者の石が含まれていた。

そのことにより、リナとガウリイは、賢者の石を狙ったゼルガディス=グレイワーズや赤法師レゾと対峙することになる。

 

ゼルガディスは、キメラとされた自身の身体を人間に戻すために賢者の石を求めていたが、レゾを裏切り、リナと協力をしてレゾを倒そうと考える。

裏切られたレゾであったが、賢者の石を手に入れ、その瞬間、魔王シャプラニグドゥが復活することとなった。

レゾの中には、かつて7つにわけられた魔王の魂が封印されていたのであった。

 

リナたちは苦戦を強いられるものの、復活した魔王を打ち倒すことに成功をする。

 

リナとガウリイはそのまま二人で旅をすることになり、行く先々で様々な事件に巻き込まれていくことになる。

 

『スレイヤーズ』の作品一覧!

本編

スレイヤーズ!(1990年1月17日)

アトラスの魔道士(1990年8月20日)

サイラーグの妖魔(1991年2月18日)

聖王都動乱(1991年10月17日)

白銀の魔獣(1992年7月13日)

ヴェゼンディの闇(1993年3月12日)

魔竜王の挑戦(1993年12月10日)

死霊都市の王(1994年7月28日)

ベゼルドの妖剣(1995年6月20日)

ソラリアの謀略(1995年12月21日)

クリムゾンの妄執(1996年7月25日)

覇軍の策動(1997年4月18日)

降魔への道標(1998年11月27日)

セレンティアの憎悪(1999年7月21日)

デモン・スレイヤーズ!(2000年5月10日)

アテッサの邂逅(2018年10月20日)

第1巻の『スレイヤーズ!』から第8巻の『死霊都市の王』までが第一部。

第9巻の『ベゼルドの妖剣』から第15巻の『デモンスレイヤーズ!』までが第二部。

そして今回発売された第16巻『アテッサの邂逅』から第3部となります。

リナとガウリイを中心として時にコミカルに、時にシリアスに物語がつむがれています。

 

外伝・短編

スレイヤーズ すぺしゃる

 

白魔術都市の王子(1991年7月17日)

リトル・プリンセス(1992年3月16日)

ナーガの冒険(1992年10月13日)

魔道士協会の陰謀(1993年6月11日)

戦え! ぼくらの大神官(1993年10月12日)

打倒! 勇者様(1994年10月12日)

がんばれ死霊術士(1995年1月17日)

恐るべき未来(1995年7月20日)

イリーズの旅路(1996年4月19日)

破壊神はつらいよ(1996年10月25日)

激走! 乗合馬車!(1997年7月18日)

家政婦は見たかもしんない(1997年12月16日)

仰げば鬱陶し(1998年7月17日)

ホーンテッド・ナイト?(1999年10月13日)

エイプリルの事件簿(2000年7月14日)

スクランブル・グリル(2000年12月20日)

小さな濃いメロディ(2001年6月20日)

跡継騒動 森林レンジャー(2001年12月20日)

るなてく・へすてばる(2002年7月18日)

ミッション・ポシブル(2003年2月20日)

汝その名はスイートポテト(2003年8月20日)

Gハンター・フォルクス(2004年2月20日)

ブレイク・オブ・ディスティニー(2004年10月25日)

地底王国の脅威(2005年4月20日)

騎士道のススメ(2005年10月20日)

ミッシング・セイント(2006年4月25日)

スタンプ・トゥ・キル(2006年7月25日)

ポーション・スクランブル(2007年1月25日)

魔法の老女プリンシア(2007年7月20日)

白銀の弾丸(2008年1月19日)

こちらはコメディーテイストで描かれた短編になります。

 

基本的にガウリイやゼルガディス、アメリアといった本編のキャラクターは出てきません。

たまに短編として、本編を補足する形で、ゼルガディスやアメリア視点の話が入ってくることもあります。

時間軸的には、リナがガウリイと出会う前。

本編の1巻よりも前の話になります。

 

こちらでリナのパートナーを務めるのは白蛇のナーガ。

どこぞやの高貴な生まれながら悪趣味な衣装を身にまとった魔導士です。

 

スレイヤーズ すまっしゅ。

 

獅子の試練を乗り越えて(2008年7月19日)
アカデミーフェスタ(2009年1月25日)
ねちゃねちゃの季節(2010年10月20日)
蘇る王(2011年4月20日)
恋せよオトメ(2011年11月19日 )

これは『スレイヤーズ すぺしゃる』の続きだと思ってもらえれば。

『白金の弾丸』で外伝が30巻に到達したこともあり、名前が変更になったようです。

 

これ以外にも、mini文庫というあまりはやらなかった小さい文庫本の『スレイヤーズ でりしゃす』や、『スレイヤーズ すぺしゃる』の傑作選となる『スレイヤーズ せれくと』も存在します。

マンガ版スレイヤーズ

『スレイヤーズ』はマンガにもなっています。

〇『スレイヤーズ』

〇『超爆魔導伝スレイヤーズ』

〇『水竜王の騎士』

そのほかにもいくつかあるようですが、私が読んだことあるのはこの三種類です。

 

『水竜王の騎士』は、原作には一切ない話になります。

赤眼の魔王(ルビーアイ)の腹心たちによる神封じの結界。

それの外側にある世界が舞台となっています。

 

 

『スレイヤーズ』のアニメ

『スレイヤーズ』のアニメは、1995年に始まりました。

これまでに5つ放送されています。

〇『スレイヤーズ』(1995年4月~9月 全26話)

〇『スレイヤーズ NEXT』(1996年4月~9月 全26話)

〇『スレイヤーズ TRY』(1997年4月~9月 全26話)

〇『スレイヤーズ REVOLUTION』(2008年7月~9月 全13話)

〇『スレイヤーズ EVOLUTION R』(2009年1月~4月 全13話)

『スレイヤーズ』、『スレイヤーズ NEXT』の段階から、原作とは違う点がかなり多かったり、オリジナルストーリーとなっていたりします。

 

3作目の『スレイヤーズ TRY』以降は、完全なオリジナルストーリーとなります。

結界の外の世界が舞台となった話です。

原作では、魔族による神封じの結界の中にある水竜王のテリトリーでした。

『スレイヤーズ TRY』は結界がなくなったことにより、それまで行けなかった大陸(火竜王のテリトリー)に行くというストーリーになります。

 

神坂一さんの別の作品である『ロストユニバース』とリンクしたところもあります。

異世界の魔王ダークスターや、異世界の神ヴォルフィードの5つの武器が出てきており、神坂さんファンからするととても楽しめる作品でした!

終わりに

『スレイヤーズ』は、ライトノベルの先駆けともいわれる作品です。

累計発行部数2000万部を越えており、絶大な人気があったことがわかります。

 

私自身、ライトノベルで初めて読んだのがこの『スレイヤーズ』でとても思い入れの深い作品です。

最初に発売されたのはかなり前になりますが、今でも十分楽しく読める作品であると思うので、ぜひ多くの人が手に取ってくれたら嬉しいなと思います。