小説すばる新人賞
江戸の駕籠持ちを主役にした粋な小説。神尾水無子『我拶もん』第36回小説すばる新人賞受賞作。
2024年4月12日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~
「我拶(がさつ)」という言葉を調べると、 「細かいところまで気が回らず、言葉や動作が荒っぽくて落ち着きのないさま。」 と出てきま … 小説すばる新人賞
戦争に翻弄される女性たちの闘い。青波杏『楊花の歌』。第35回小説すばる新人賞受賞作。
2023年8月8日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~
戦争ほど残酷なものはない。 それはどの戦争に関わる小説を読んでみても思うことですが、この作品は特に、女性に視点をあてていて、どれほど人 … 小説すばる新人賞
和歌の響きが美しい。佐藤雫『言の葉は、残りて』あらすじと感想。
2022年9月25日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~
言葉には力がある。 それは過去にさかのぼり、武力がもてはやされていた時代であっても同じ。 そんなことを感じる物語でした。 … その他
シャチと人間の絆にグッとくる。永原皓『コーリング・ユー』あらすじと感想。
2022年9月24日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~
シャチというと、海のギャングなんて異名もあり、どこか怖いイメージがつきまといます。 でも、この本を読むと、賢くてかわいい生き物だと思っ … 小説すばる新人賞
戦争を知ることができる一冊!周防柳『八月の青い蝶』あらすじと感想
2022年1月16日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~
戦争の記憶というものは薄れていく。 それをなんとか残そうとする人もいる一方で当事者というのは語ることのできない想いも抱えている。
… 小説すばる新人賞
天才とはなにか?『サラの柔らかな香車』あらすじと感想。
2022年1月10日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~
どの世界でも上に立つためには、自分の人生を懸けて望まなければならず、それでもそこに到達できない人間が数多く存在する。 どんなに努力をし … 小説すばる新人賞
少女たちに救いはあるのか。櫛木理宇『赤と白』のあらすじや感想。
2022年1月6日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~
読んですぐに思ったのは、 「自身の体験をもとにした小説ほどリアルなものはない」 ということ。 それくらい雪国の生活というも … 小説すばる新人賞
行成薫『名も無き世界のエンドロール』のあらすじと感想。
2021年12月27日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~
作家さんのデビュー作というのは、また独特のものを感じるものです。 今回読んだのは、行成薫さんの『名も無き世界のエンドロール』です!
… 小説すばる新人賞
不思議な読了感。上畠菜緒『しゃもぬまの島』あらすじと感想。
2021年12月19日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~
なんとも不思議な感覚を味わう小説であり、 「なんで小説すばる新人賞なんだろう?」 と思うくらいに純文学のような空気を出している作 … 青羽悠
夢とは何か。青羽悠『星に願いを、そして手を』あらすじと感想。
2021年12月17日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~
16歳のときって自分はなにをしていただろうか。 高校一年生から二年生。 毎日、特に当たり前のように授業に出て、部活に出る。
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