#名刺代わりの小説10選

日本の文豪でおすすめはこの人!【#名刺代わりの小説10選】日本の文豪部門!

【#名刺代わりの小説10選】を集計してみた!

今回はその中から日本の文豪にしぼって紹介していきたいと思います。

文豪がどの範囲の人たちを指すのかは明確な基準はありません。

ただ大まかにいえば、明治・大正・昭和初期にかけての著名な作家に対して使われることが多いです。

現代の小説家には使うことを聞かない言葉ですね。

ここでは、【#名刺代わりの小説10選】を集計した中ででてきたいわゆる文豪と呼ばれる人たちのランキングになります。

誰がすぐれているとかではなく、単純に集計して多かった順に並べています。

また、どの人までが日本の文豪に入るのかというのはあまり突っ込まないでいただけると助かります。

いずれも一度は読んでおきたい名作ぞろいです。

Contents

第1位 太宰治

日本の文豪部門第1位は太宰治です。

作家全体のランキングでも第8位に入っていましたね。

1909年~1948年と明治から昭和を生きた小説家です。

太宰治といえば、教科書にも載っていた『走れメロス』が印象深いなと思います。

【#名刺代わりの小説10選】の中で一番人気があったのはやはり、『人間失格』でした。

「恥の多い生涯を送って来ました。」

という言葉は読書好きなら聞き覚えがあるのではないでしょうか。

次に人気なのは『斜陽』。

没落していく華族の女性を描いた有名な小説です。

それ以外にも『ヴィヨンの妻』『秋風記』『女生徒』『正義と微笑み』『葉桜と魔笛』などが【#名刺代わりの小説10選】としてあげられていました。

第2位 谷崎潤一郎

次に人気があったのが谷崎潤一郎です。

1886年~1965年。

【文豪】【大谷崎】といった呼び方をされるほど、秀逸な作品をたくさん世に送り出しました。

『痴人の愛』『刺青』『春琴抄』『卍』『秘密』『母を恋ふる記』といった作品があげられています。

作品で見ていくと『痴人の愛』が一番有名かなと思います。

読書初心者の人にはなかなか手が出しにくいかなとも思いますが、読みだしてみるとやはりおもしろい!

ある程度、本に親しんでから挑戦してみるといいかなと思います。

第3位 三島由紀夫

戦後に活躍した文豪といえばこの人。

三島由紀夫です!

1925年~1970年、最後は憲法改正のために自衛隊にクーデターを呼び掛けた後、割腹自殺をするという事件を起こしたことでも有名です。

【#名刺代わりの小説10選】では『仮面の告白』『金閣寺』『天人五衰』『春の雪』『奔馬』などがあげられていました。

これ以外にも、『潮騒』『憂国』『豊穣の海』も代表的な作品としてあります。

第4位 夏目漱石

この人もまた誰もが知る日本の文豪!

第4位に入ったのは夏目漱石です!

『吾輩は猫である』や『坊っちゃん』を始め、聞いたことのある小説がかなり多いのではないでしょうか。

【#名刺代わりの小説10選】では『こころ』『それから』『草枕』『行人』『夢十夜』といった作品があげられていました。

私としては、『こころ』と『それから』が特に好きですが、読みやすさでは『坊っちゃん』もいいのかなと思います。

前期三部作である『三四郎』『それから』『門』と続けて読むのもいいですし、いろんな楽しみ方のできる作家です。

第5位 芥川龍之介

日本の代表的な小説の賞といえば芥川賞!

やはり人気のある芥川龍之介です。

私は『羅生門』や『藪の中』なんかが好きでしたが、作品があがっていたのは『秋』『芋粥』『河童』『地獄変』『歯車』『花』『蜜柑』でした。

小説の内容的にはもっと上位でもいいのではと思うのですが、読書初心者からすると、「難しそう……」というイメージはあるのかなと思います。

私も芥川龍之介に手を伸ばしたのは社会人になってからでしたので。

ただ、有名どころは読んでおきたい作家の一人です。

第6位 江戸川乱歩

次に来たのは江戸川乱歩です!

1894年~1965年、大正から昭和にかけて活躍した推理作家です。

実は私はまだ江戸川乱歩の作品を一つも読んでいないんですよね。

『明智小五郎事件簿』や『怪人二十面相』など、タイトルは聞いたことあるのですがなかなか手が伸びす……。

これを機会にまずは一冊でも読んでみようと思っています。

作品としては『人間椅子』『蜘蛛男』『赤い部屋』『陰獣』『孤島の鬼』『人でなしの恋』があげられていました。

第7位 夢野久作

本好きなら聞いたことがあっても一般的には知らない人の方が多いかもしれません。

第7位は『ドグラ・マグラ』などを著した夢野久作です。

1889年~1936年、小説家でありながら、禅僧としても活動していました。

作品としては『少女地獄』『ドグラ・マグラ』『瓶詰の地獄』があげられていました。

『ドグラ・マグラ』は日本探偵小説三大奇書とも呼ばれています。

第8位 宮沢賢治

第8位は宮沢賢治です。

1896年~1933年。

小説家というよりは、童話作家、詩人としての位置づけをされています。

『銀河鉄道の夜』『貝の火』があげられていました。

私も『銀河鉄道の夜』はとても好きです。

読むきっかけはミュージシャンのGOING STEDYの『銀河鉄道の夜』を聞いて、原作を読みたいなと思ったからでした。

それ以外にも『雨ニモマケズ』や『注文の多い料理店』などが有名ですね。

第9位 安部公房

残すところあとわずかになりました。

第9位は安部公房です。

1924年~1993年。

1951年に『壁』で芥川賞を受賞し、小説家だけでなく劇作家、演出家としても活躍しました。

教科書にも載っていた『砂の女』や『箱男』など有名な作品も多いですね。

それ以外には『赤い繭』『耳の値段』があげられていました。

第10位 坂口安吾

【日本の文豪部門】最後の第10位は坂口安吾です。

1906年~1955年。

一般的な小説だけでなく推理小説、歴史小説と幅広い作品を世に送り出しています。

【#名刺代わりの小説10選】では『桜の森の満開の下』『堕落論』『恋愛論』があげられていました。

それ以外にも『白痴』『信長』、黒田如水を主人公にした『二流の人』などが有名です。

番外 森鴎外、武者小路実篤、川端康成

【日本の文豪部門】トップ10は紹介しましたが、それ以外にもこれは読んでおいた方がいいという作家を少しだけ紹介します。

まず紹介したいのは森鴎外です。

『舞姫』『高瀬舟』『阿部一族』といった作品が有名です。

森鴎外も少し読者初心者からは手が出しづらいためか、素晴らしい作品ばかりなのに票が伸びませんでした。

でも一度は読んでほしいおすすめの文豪です。

続いて武者小路実篤

この人の『友情』は一度は読む価値あり!!

大学時代に初めて読んで、社会人になってからもたまに読み返そうと思える作品です。

最後は川端康成です。

『伊豆の踊子』『雪国』が有名ですね。

他にもいい作品はありますが、まずはこの2冊をおすすめします。

おわりに

【#名刺代わりの小説10選】を集計してみた!日本の文豪部門を紹介してきました。

やはり早々たる文豪の名前が連なってきました!

読書好きの中でも、昔の本だと敬遠する人もいるのですが、有名な作品にはそれなりの理由がある!

それは読めばわかります!!

数ある小説たちの中で100年以上も時を超えていまなお愛されているというのは本当にすごいことです。

これを機会にどれか一冊でも手に取ってもらえると幸いです。