〈図書委員〉シリーズ 嘘に含まれた真実とは。米澤穂信『栞と嘘の季節』あらすじと感想。 2023年4月19日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~ 栞というと、読書家にとっては少し特別な気持ちになります。 でも、それが「切り札」と呼ばれ、猛毒を持つトリカブトの花が入っているとなると …
ノンシリーズ 戦国とミステリーの見事な融合。米澤穂信『黒牢城』あらすじと感想。 2022年12月27日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~ 歴史ものの小説って、どうしたってすべてをノンフィクションにできません。 史実の間にある空白を、作者の想像力で埋めて物語にしていく。 …
ノンシリーズ 事実の裏の真実に戦慄する。米澤穂信『満願』あらすじと感想。 2022年8月20日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~ その出来事には、どんな意味が込められていたのか。 この人の描く世界には、不思議な謎が散りばめられている。 今回読んだのは、米澤穂 …
ノンシリーズ 悲劇から喜劇へ。米澤穂信『Iの悲劇』感想とあらすじ。 2022年4月21日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~ 都会に生まれ育った人が、地方に移住して働くこと。 就職シーズンになると「Iターン」という言葉が聞こえてきますね。 今回紹介するの …
ノンシリーズ 米澤穂信さんの『ボトルネック』自分の存在と意味を知る物語。 2021年4月16日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~ 自分が生まれていない世界。 自分の代わりに誰か別の人物が存在する世界。 ほんの少しの違いで、世界は一変する。 今回 …
シリーズ 米澤穂信〈ベルーフ>シリーズとは?その順番や時系列。真実の裏側に見える想い。 2021年2月15日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~ 米澤穂信さんの『王とサーカス』や『真実の10メートル手前』。 記者である大刀洗万智を主人公とする作品を〈ベルーフ>シリーズといいます。 …
〈ベルーフ〉シリーズ 米澤穂信の『真実の10メートル手前』書評「わたしはいつも綱渡りをしている」 2021年2月12日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~ 「自分の問いで誰かが苦しまないか、最善を尽くして考えたつもりでも、最後はやっぱり運としか言えない。 わたしはいつも綱渡りをして …
〈ベルーフ〉シリーズ 米澤穂信『さよなら妖精』<ベルーフ>シリーズの【原点】!「哲学的意味がありますか?」 2021年2月7日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~ 「哲学的意味がありますか?」 そう興味深そうに尋ねてくる異国の少女が印象的。 今回紹介するのは、米澤穂信さんの『さよ …
〈古典部〉シリーズ 米澤穂信『いまさら翼といわれても』書評。過去と未来に思いを寄せる。 2020年8月15日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~ 自分の高校生のころを思い返すと、いったいどれほどのことを考えていただろうか。 将来のこととか、進路のこととか。 周りがこうするか …
〈古典部〉シリーズ 米澤穂信『ふたりの距離の概算』の書評。相手との距離を考えることも必要。 2020年8月6日 nyoki ぶくらぼ。~books laboratory~ ふたりの距離。 この言葉を聞いたときにぱっと思い浮かぶのは、 〇物理的なふたりの距離 〇気持ちなど精神的なふたりの距離 …