綾辻行人

どんでん返しといえばこのミステリー。綾辻行人『十角館の殺人』のあらすじと感想。

何回読んでも、内容を知っていてもおもしろいと感じてしまう。

そんな小説がいくつかありますが、その中でも、初めて読んだときの衝撃がすごかったのがこの小説です。

今回読んだのは、綾辻行人さんの『十角館の殺人』です!

言わずと知れたミステリーの大御所ですね。

綾辻行人さんのデビュー作にして、〈館〉シリーズの中でも、特に人気の高い作品です。

アガサクリスティーの『そして誰もいなくなった』のオマージュとしても有名ですね。

YouTubeなんかでも、

どんでん返しと言えば!

というと必ず名前が挙がる作品です。

それくらい、この小説のたった一行に込められた衝撃がすごいです。

ここでは、『十角館の殺人』のあらすじや感想を紹介していきます。

『十角館の殺人』のあらすじ

大分県O市にある大学のミステリー研究会のメンバー7名が、「角島」を訪れた。

この島では、半年前に事件が起きていた。

建築家、中村青司が、青屋敷で妻や使用人とともに焼死体として見つかったのである。

メンバーの一人の叔父がこの島の所有権を得たために、その伝手でみんなで訪れてみようという話になったのであった。

彼らは、ミステリー研究会の中でも主要メンバーで、それぞれ有名作家から取ったニックネームで呼ばれていた。

「エラリイ」「ルルウ」「カー」「アガサ」「ポウ」「オルツィ」「ヴァン」である。

彼らは、島にそびえたつ十角形の奇妙な形をした「十角館」で寝泊まりをすることになる。

彼らが十角館で過ごしていると、奇妙なプレートが見つかる。

そこには、「殺人犯人」「探偵」「第一の被害者」「第二の被害者」「第三の被害者」「第四の被害者」「最後の被害者」と書かれていた。

たちの悪い冗談だと思われていたが、翌日、メンバーの一人が遺体となって発見される。

犯人は誰なのか。

互いに疑心暗鬼に陥りながら、彼らは犯人を探すべく動き出すが、一人また一人とメンバーが殺されていくのであった。

有名なミステリーといえばこれ!

『十角館の殺人』といえば、ミステリー好きならまず読んだことがあるといってもいい有名作です。

Twitterの#名刺代わりの小説10選でも、いろんな人がこのタイトルを入れていますね。

YouTubeなんかでも、おすすめのミステリーといえばこれが含まれています。

それくらいに有名でおもしろい小説なんですが、これって1987年の作品なんですよね。

私は当時、三歳か。

そんなに前の小説なのにいまも色あせないおもしろさ。

また、どんでん返しがすごい小説としても有名ですね。

たった一行の衝撃!とはこの小説のためにある言葉です。

メンバーのニックネーム

有名なミステリー作家から取ったミステリー研究会メンバーのニックネーム。

読んだときにどれくらい知っていましたか。

私はあまり海外ミステリーを当時は読んでいなかったので、そういう人がいるってくらいの認識でした。

〇アガサクリスティー

〇エラリイ・クイーン

〇ジョン・ディクスン・カー

〇ガストン・ルルウ

〇エドガー・アラン・ポー

〇バロネス・オルツィ

〇ヴァン・ダイン

ルルウとオルツィに至っては、その名前さえ知らなかったです。

『十角館の殺人』を読むと、彼らの小説も手に取りたくなりますね。

 

一番有名なのは、やはりアガサクリスティーでしょうか。

『十角館の殺人』にも多大な影響を与えている『そして誰もいなくなった』の著者ですね。

『ABC殺人事件』、『オリエント急行殺人事件』といった有名作もあります。

エラリイ・クイーンは、その名前の探偵が登場するエラリー&クイーン警視ものや、別名義で書いた『Yの悲劇』といった作品が有名です。

カーの『緑のカプセルの謎』なんかは、米澤穂信さんの『インシテミル』にも登場していたタイトルですね。

ポーは『モルグ街の殺人』、オルツィは『隅の老人』が代表作です。

館シリーズで迷ったら『十角館の殺人』からどうぞ

綾辻行人さんってたくさんいい小説を書いているんですよね。

だからこそどこから手を付けていいのかわからないって人も多いと思います。

そういう人は、まず『十角館の殺人』から読むのがいいでしょう。

<館>シリーズの始まりですし、綾辻行人さんといえばこの小説ですから。

発行部数100万部を超えた人気作となれば、どんな内容か気になると思います。