待ちに待っておりました!
ついに……
ついに東野圭吾さんの作品が電子書籍化されました!!
私以外にもどんなに検索をかけても、東野圭吾さんの作品が見つからず悲しい思いをした人がいることでしょう。
なぜ電子書籍化されていないのかと!
その悲しみも今日までです。
まずは7作品!
これを皮切りにほかの作品も解禁される日が待ち遠しいです。
※2020年4月24日が紹介する7作品の解禁日です。
Contents
『容疑者Xの献身』
天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。
彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、2人を救うため完全犯罪を企てる。
だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。
7作品の中で一番に紹介したいのは、『容疑者Xの献身』です。
累計290万部を突破した直木賞を受賞したベストセラーです!
『ガリレオシリーズ』の3作目にあたり、初の長編小説になります。
数ある『ガリレオシリーズ』の中で、最初のこの作品が電子書籍化されたのはとてもうれしいです。
1作目である『探偵ガリレオ』や他の長編ももちろん面白いのですが、この『容疑者xの献身』が私の一番のおすすめです!
犯人は開始早々にわかるのに、どうやってアリバイを作ったのかがわからない。
ただ読み物のとして読むだけでなく、読者も推理したくなる小説です。
『プラチナデータ』
国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。
その開発者が殺害された。
神楽龍平はシステムを使って犯人を突き止めようとするが、コンピュータが示したのは何と彼の名前だった。
革命的システムの裏に隠された陰謀とは?鍵を握るのは謎のプログラムと、もう一人の“彼”。
果たして神楽は警察の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。
嵐の二宮くんが主演で映画にもなりました。
DNA鑑定により、犯人が割り出される。
検挙率100%、冤罪率0%。
そんな時代も遠くない未来にやってくるのかもしれません。
しかし、どんなにすぐれたシステムがあってもそれを動かすのは人間である。
そんな人間のエゴを感じさせられる作品です。
『流星の絆』
「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」
「大人になったら、三人で、犯人探して復讐しような」
幼い頃、両親を殺された洋食店「アリアケ」の三兄妹。
14年後、大人になった彼らは結婚詐欺をして暮らしていた。
最大のターゲットとして選んだのは、レストラン「とがみ亭」の御曹司。
ところが、その名物料理は、懐かしい「アリアケ」と同じ味だった。
「これはお父さんのハヤシライスだ――」
何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。
14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。
三人で完璧に仕掛けたはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。
2008年に連続ドラマ化もされた本作品。
主人公となる三人を、二宮和也さん、錦戸亮さん、戸田恵梨香さんが演じていました。
小さかった子どもたちが再び出会ったあと、犯罪行為に手を染めているあたりは悲しいものもありましたが、家族の絆と自身の心とで葛藤していく姿にも感じるものがあります。
少し文章量があるので長期休みにおすすめです。
『ナミヤ雑貨店の奇跡』
悩み相談、未来を知ってる私にお任せください。
少年3人が忍び込んだ廃屋。
そこは過去と未来が手紙でつながる不思議な雑貨店だった。
悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。
そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。
廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。
時空を超えて過去から投函されたのか? 3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが……。
次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。
悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?
山田涼介さん主演で映画化された本作。
東野圭吾さんの作品の中でも特に心温まる作品となります。
ミステリー作品というよりは、ヒューマンドラマといった印象が強いです。
『疾風ロンド』
拡散すれば人々を大量死に陥れる威力をもつ生物兵器K-55が盗まれた!
引き換えに3億円を要求する犯人からの手がかりは、スキー場らしき場所に写ったテディベアの写真のみ。
しかも犯人との交渉が突如不可能に!
圧倒的なスピード感で二転三転する事件のゆくえ、読者の予想を覆す衝撃の結末に酔いしれろ!!
人質はスキー場のすべて。
警察には頼ることができない!
タイトルの『疾風ロンド』の言葉どおり、どんどんと話が展開していくので小説を読む手が止まりません。
2016年に阿部寛さん主演で映画化。
関ジャニ∞の大倉忠義さんや、大島優子さんも出演しています。
『白夜行』
愛することは「罪」なのか。それとも愛されることが「罪」なのか。
1973年、大阪の廃墟ビルで質屋を経営する男が一人殺された。
容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りしてしまう。
被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂――暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んでいくことになるのだが、二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪の形跡。
しかし、何も「証拠」はない。そして十九年の歳月が流れ……。
東野圭吾作品の中でも有名かつぜひ読んでいただきたい『白夜行』。
堀北真希さん主演で映画となり、綾瀬はるかさん主演でドラマ化もされています。
映画にもドラマにもなるくらい注目をあつめた良作です。
難点としてはとにかく長い。
ふだん本を読まない人だと買うのをためらいます。
でもそんな人でもきっと楽しめる一作です。
『ダイイング・アイ』
雨村慎介は何者かに襲われ、頭に重傷を負う。
犯人の人形職人は、慎介が交通事故で死なせた女性の夫だった。
怪我の影響で記憶を失った慎介が事故について調べ始めると、周囲の人間たちは不穏な動きを見せ始める。
誰が嘘をつき、誰を陥れようとしているのか。
やがて慎介の前に妖しい魅力に満ちた謎の女が現れる。
女の正体は、人形職人が甦らせた最愛の妻なのか?
今回電子書籍化された作品の中で、この『ダイイング・アイ』だけまだ私も読んでいませんでした。
もちろん即購入したのでこれから読もうと思います。
この作品も三浦春馬さん主演でドラマ化されています。
おわりに
東野圭吾さんの作品で2020年4月24日に電子書籍化された作品を紹介してきました。
正直、たった7作品では足りなさすぎる!
東野圭吾作品にはもっともっと良作があるのだと強く主張したいところです。
個人的には〈加賀恭一郎〉シリーズ10作品を一気に電子書籍化してもらいたい!
電子書籍は魅力的だけど、こうした好きな作家さんの本がすべて購入できるわけではないところがとても残念でした。
でもこうして少しずつでも電子書籍化されていくと読者としてもうれしい限りです。
今回は文章量の多い作品が多く、映像化されているものばかりなので、特に長期休みやまとめて時間があるときによいかと思います。