日々の生活においてとても重要なのが健康!
食事に気を使ったり、運動をしたり、睡眠をしっかりとったり、健康を保つためにいろいろな努力をしている人もいるかと思います。
自分自身の身体のことをよく知ることも健康への近道であったりします。
「でも体のことってよくわからない」
「なんだか難しそう」
そんな人におすすめなのが、清水茜さんの、
『はたらく細胞』です!
Contents
『はたらく細胞』ってどんな本?
『はたらく細胞』は、講談社の月刊少年シリウスで連載されているマンガです。
人の体の中では、数十兆個の細胞たちが年中無休で働き続けています。
その細胞たちを擬人化し、私たちの体の中では日夜どのようなことが繰り広げられているのかをコミカルに描いています。
ウイルスが体内に入ってきたときに、どんな細胞がどうやって撃退しているのか。
体の中でどの細胞がどんな役割をしているのか。
そんなことが楽しく学ぶことができます。
この『はたらく細胞』以外にも、同シリーズとして、
・はたらかない細胞
・はたらく細胞BLACK
・はたらく細菌(作画をよしだはるゆきさんで『なかよし』で掲載)
も出ています。
また、小説版の『はたらく細胞』が出たり、2018年にはアニメになったりしています。
『はたらく細胞』の素敵なところ!
キャラがとっても魅力的!
『はたらく細胞』にはたくさんの細胞や細菌、ウイルスが出てきます。
第一話に出てくるだけでも、
赤血球
白血球
マクロファージ
肺炎球菌
血小板
ヘルパーT細胞
キラーT細胞
こんなに出てくるんですね。
私が知っていたのって赤血球と、白血球と血小板くらいです。
あとは、
「なんだそれは!」
と言う感じでした。
こうしたたくさんの細胞や細菌が、それぞれの特徴に合わせた形で個性的に描かれています!
メインのキャラクターは、ちょっとドジな赤血球と仕事熱心な白血球です。
赤血球は女性で、明るく活発で可愛く描かれています。
酸素と二酸化炭素を体中に運搬しています。
段ボールに入れた二酸化炭素を台車で運ぶのがなんか面白い。
白血球は、体に侵入してきたウイルスや細菌を排除します。
全身白の作業服に身をつつみ、そのこぶしでウイルスを殴り倒していきます!
個人的に好きなのは、キラーT細胞です。
不良っぽい感じですが、男気あふれていてかっこいいです。
あと血小板がとてもかわいいです。
マンガとしてもおもしろいのに勉強にもなる
『はたらく細胞』は単純にマンガとして読んでもとても楽しいです。
先ほど挙げたようにキャラクターも魅力的ですし、体に起きる出来事を、面白おかしく描いています。
その上で、体のしくみが自然とわかっていきます。
なんとなく、赤血球や白血球の役割くらいは知っている人もいるかと思います。
でも授業で習うことってあまりイメージがしづらいんですよね。
知識として知っていたことがこの『はたらく細胞』によって、具体的なイメージが頭の中にできあがります。
私が楽しく学ばべて身近に感じたのは、”花粉症”の話と”インフルエンザ”の話です。
私は中学生の頃から花粉症になっていて、毎年2月3月にはマスクが手放せなくなります。
でも花粉症のしくみってぜんぜん知らなかったんですよね。
なんとなく、体に花粉が蓄積されたら発症するくらいの認識でした。
このマンガを読むと、体のどこにどう作用して、スギ花粉と細胞がどう戦っているのかや、花粉症の薬がどう体の中で効果をもたらしているかなんかも学べました。
もしこれをまじめな活字の本で読んでいたら放り出しているような内容ですよね。
でも『はたらく細胞』は面白いから最後まで読む気になる!
面白くて学べるとはなんて素敵なマンガなのかと思いました。
終わりに
体は自分のものなのに意外と知らないことが多いです。
やはり自分のことなので少しは知っておきたいなとずっと思っていました。
知っておきたいなと思いながらも、専門書を読むのはとても苦痛。
でも『はたらく細胞』なら楽しく学べますし、マンガとしてとても面白い。
今年読んだマンガの中でも特におすすめのシリーズです。
アニメ版はまだ見ることができていないので、余裕ができたらそちらにも手を伸ばそうと思います。