歴史というとちょっと堅苦しいイメージを持つ人もいます。
勉強しようと思うとなおさら距離を置きたくなります。
でも、楽しく歴史を学んでみたい。
そんな人におすすめなのが乃木坂46山崎怜奈さんの『歴史のじかん』です!
ふつうの歴史の本と比べて、歴史に対する情熱が伝わってくる1冊です。
Contents
『歴史のじかん』とはどんな本?
元々、乃木坂46の山崎怜奈さんがMCを担当してインターネット配信していた「歴史のじかん」。
2020年5月末までの1年間に全50回の放送がなされました。
その中から山崎怜奈さんが選んだ14回分を編集した本になります。
本編は座談会形式で編集されたもの、章末のコラムでは、自己肯定感や孤独といった山崎さん自身が悩んだテーマについて、歴史から何を学べるかといった内容になっています。
出版にあたっての山崎怜奈さんのコメント!
『歴史のじかん』出版にあたって、山崎怜奈さん自身が150種類のポップを作成したり、『歴史のじかん』についてのコメントを出したりしています。
ポップは残念ながらうちの近くにはないのですが、ネットで画像も上がっています。
150種類全部手書きで内容の違うものを作成していて、『歴史のじかん』に対する熱い想いが感じられますね。
また、出版にあたってのコメントがAmazonにも載っていたので紹介します。
この度、歴史本を出版させていただくことになりました。
好きなことを本で表現できる機会をいただき、大変嬉しく思います。
また、ゲストでお越しくださった先生方の愛ある解説にも注目です。改めて御礼申し上げます。
この時代を生きやすくなるようなヒントを、先人たちの生き方から得られる一冊です。
読み終えた後、歴史の授業で感じていたモヤモヤが少しでも晴れますように
(Amazonサイトより)
『歴史のじかん』にはどういう話が載っている?
実際に『歴史のじかん』には下記の歴史的な事件や人物についての話が載っています。
〇応仁の乱
〇戦国の合戦
〇千利休
〇明智光秀
〇蒲生氏郷
〇真田幸村
〇忠臣蔵
〇伊能忠敬
〇塙保己一
〇安政の大獄
〇徳川将軍家
〇岩﨑弥太郎
〇渋沢栄一
〇太宰治
すごく有名どころばかりではないというのが、本当に歴史が好きで選んだのだろうなという気がします。
たとえば塙保己一(はなわほきいち)なんて知らない人の方が多いのではないでしょうか。
この人は江戸時代の国学者で7歳のときに視力を失いながらも、古代から近世までの書物666冊をまとめあげる偉業を成し遂げた人物です。
本好きの私としては、太宰治の章がとても興味深く楽しく読ませてもらいました。
おわりに
『歴史のじかん』は、歴史が好きな人はもちろん楽しめます。
歴史が苦手でちょっと手を出してみたいなという人にも、導入としてはとてもおすすめの1冊です。
内容がいいのはもちろんですが、なによりも、山崎怜奈さんが本当に歴史が好きなんだなというのが伝わってきて、歴史とはそんなにもおもしろいものなのか感じさせられるからです。
山崎怜奈さんのファンの人だけでなく、歴史好き、これから歴史を学びたいなとちょっとでも思っている人、本好きの人、いろんな人が手に取って満足できる本、それが『歴史のじかん』だなと思います。