実用書

山口真由の『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』から学ぶ。

果たして7回読むだけで学力はあがるのか?

いろんな勉強法が世の中にある中、こちらも独特の主張をしている一冊です。

今回紹介するのは、山口真由さんの『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』です!

著者の勉強に関する主張がおさめられている一冊です。

どちらかというと、勉強法よりも、ご本人の体験談としての色が強いのかなとも思います。

山口真由という人

山口真由さんは、1983年7月6日生まれ。

東京大学を首席で卒業後、財務省に勤務。

現在は、弁護士としてだけでなく、タレントとしても活躍をしています。

クイズ番組にも出演していますし、よく政治がらみの報道の際は、コメンテーターとして呼ばれていることがありますね。

ただ、財務省に勤務していたのは、2006年から2008年の2年間とのこと。

書籍もかなりの数出していますね。

個人的に気になるのはこのあたり。

特に読書論は、こういう人の読書についての意見も聞いてみたいので機会があれば読もうと思います。

これら以外にも勉強・エリートといった言葉がタイトルにつくことが多く、上昇志向が高い人にはいい本もあるのかなと思います。

三つの「読む』方法

本書の中で、気になった点として、読むことには三つの方法があるという考えです。

すなわち、「平読み」「リサーチ読み」「7回読み」になります。

「平読み」とはいわゆるふつうの読み方。

小説や雑誌を読むように、自分のふつうのペースで読むことですね。

特に意識したりせずに読むときのものだと思ってください。

「リサーチ読み」は調べものをするときに役立つ読み方。

たくさんの本に目を通して、その中から自分が必要としているキーワードに注目しながら、必要なものだけを読んでいく方法です。

ですので、この方法だとどんどん飛ばしながら読むことになります。

そして著者が提案している「7回読み」です。

1回1回は流し読みでどんどん読み進めていきます。

特徴としては、流し読みでいいので読むことに対する負荷が小さいこと、情報をインプットするスピードが速いこと、いつでも、どこでもできることが挙げられていました。

この3つの読み方については、本書の真ん中を少し過ぎたところで出てきますが、7回読みについては、そのあとに具体的な方法などが紹介されていました。

全体としてどのようなことが書いてあるか

『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』では、タイトルのとおり、「7回読み」がメインとなっています。

「7回読み」とはどういうものかや、そのやり方や効果、教科によっての使い方の違い、どういったテキストが望ましいかなど。

この勉強法を実践してみたい人には、参考になる本だと思います。

本全体で見てみると、勉強方法よりも、著者の体験談が目立ちます。

どういう風に小さいころから学んできたのかや、産業省から弁護士へ、そしてメディアに出ていくことに対して、その過程でどんなことを考えていたのか。

「7回読み」に対しても、どうしてこの勉強法が生まれたのかなんてことも。

東大に行き、首席の成績を修め、弁護士やタレントとしても活躍している人の考えを知りたい!という人にはいいのかなと思います。

一方で、純粋に勉強法が知りたい人からすると、流れが止まる部分もあるので、じゃっかんの読みづらさを感じるかもしれません。

7回読みって言うほど簡単な方法ではない

「7回読み」勉強法って、言葉だけ聞くと割と簡単そうです。

「7回読むだけでいいんだ!」

と軽く考えて真似しようとすると、かなり痛い目を見そうですね。

実際に、山口真由さん自身も、さらっとこの勉強法を紹介していますが、これ相当がっつり勉強していますよね。

7回読みといいつつ、テキストをまず軽くでも一周するだけで、そんじょそこらの人は、

「もう頑張って勉強した!」

という気持ちになるものです。

それでもさらに頑張ったって3周目くらいできついかな。

流し読みでいいといわれても、なかなかそうはうまくいかないだろうなと思います。

これが長期間実践している人だと、体も頭もそれに慣れているのでスムーズにいくのかな。

少なくとも、有用性はわかりつつも、私には難しいかなと感じます。

結局は知識量がものを言う

結局、楽して勉強する方法はないのだろうなと思います。

山口真由さんの学生時代の話も本書にはかなり載っています。

それを読むだけでわかるように、確かに「7回読み」という方法を実践されているのでしょうが、それ以上に長時間勉強していることがわかります。

知識がほとんどない人間が同じことをしたとしても、同じだけの効果を得ることができるかというと疑問はあります。

ただ、この方法自体は間違っていないとは感じます。

1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と、目にするだけでも、1回目で覚えられていない言葉が自然と頭に残るものです。

だから、これを過信するのではなく、実践しながらそこで足りない部分は、自分のやり方で補っていく。

そうすればかなり勉強の成果があがると思います。

私も近々資格試験を迎えるので、まずは流し読み1回目からやってみます。

おわりに

世の中にはたくさんの勉強法がある。

私もいろいろな本を読んできましたが、自分に合うものもあれば、これは合わないなというものもあります。

どれも間違っていないけれど、完璧な勉強法というのはありません。

その人その人で性格や相性も違います。

だから、こうした過去の成功者の勉強方法を知り、試しながら自分に一番あった方法を選択していくのがいいのかなと思います。

0から自分で作るのって大変ですからね。

勉強も真似るところから、そしてやがて自分のものにしていきましょう。