おすすめ本まとめ

やっぱり犬が好き!”犬”にまつわるおすすめ小説8選!

犬っていいですよね。

撫でていると時間を忘れてしまうし、散歩している人がいればついつい目で追ってしまいたくなります。

小説を選ぶときも、犬がテーマだとつい気になって手に取ってしまうことも。

さて今回のテーマは”犬”です!

もうそのままがっつりタイトルに犬が入っているものもあれば、小説の中身に犬がたくさん出てくるものまで。

私が読んでおもしろかった犬にまつわる小説を紹介していきます。

Contents

『犬を盗む』佐藤青南

内容紹介(出版社より)
殺人現場に残された愛犬の痕跡ーー真実を知るのは、その瞳だけ。
デビュー10周年、著者入魂の慟哭ミステリー!

高級住宅地で一人暮らしの老女が殺害された。部屋には、かつて犬を飼っていた痕跡があり、刑事たちは周辺の捜査を開始する。一方、雑誌記者の鶴崎は、あるスクープをモノにするためコンビニでアルバイトを始める。同じコンビニで働く松本の過去を知る鶴崎は、松本が突然犬を飼い始めたことに驚愕するがーー。
深まる謎、犬との絆に感涙&一気読み必至!
貫井徳郎氏も驚嘆の長編ミステリー。
「細かい違和感を憶えておいて。最後に『なるほど』と思うから」

まずはタイトルそのまま、佐藤青南さんの『犬を盗む』です。

佐藤青南さんは、『サイレント・ヴォイス』から始まる<楯岡絵麻シリーズ>が有名ですね。

『犬を盗む』は王様のブランチでも紹介されたヒット作の一つです。

YouTubeもされている佐藤青南さんはその中で、最近は書下ろし文庫ばかりだと話していましたが、『犬を盗む』は久しぶりの単行本となったわけです。

『犬はどこだ』米澤穂信

内容紹介(「BOOK」データベースより)
開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。-それなのに舞い込んだ依頼は、失踪人捜しと古文書の解読。しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして…いったいこの事件の全体像とは?犬捜し専門(希望)、25歳の私立探偵、最初の事件。新世代ミステリの旗手が新境地に挑み喝采を浴びた私立探偵小説の傑作。

米澤穂信さんのかなり初期の作品になります。

『氷菓』などの<古典部シリーズ>や2024年からアニメ化もされた<小市民シリーズ>など人気作品も多数あります。

『犬はどこだ』は結局、ほとんど犬関係ないんですけどね。

でも、”犬”と言ったときにまず頭に浮かんだ作品なのでこちらも紹介しておきます。

『優しい死神の飼い方』知念実希人

内容紹介(「BOOK」データベースより)
犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷…もとい派遣された死神のレオ。戦時中の悲恋。洋館で起きた殺人事件。色彩を失った画家。死に直面する人間を未練から救うため、患者たちの過去の謎を解き明かしていくレオ。しかし、彼の行動は、現在のホスピスに思わぬ危機を引き起こしていたー。天然キャラの死神の奮闘と人間との交流に、心温まるハートフルミステリー。

犬が出てくる小説といえば知念実希人さんの『優しい死神の飼い方』ですね。

もう表紙のわんちゃんの時点でかわいくて癒されてしまいそうです。

でも、内容もとてもしっかりとしています。

『少年と犬』馳星周

内容紹介(「BOOK」データベースより)
傷つき悩み、惑う人々に寄り添っていたのは一匹の犬だったー。2011年秋、仙台。震災で職を失い、家族のため犯罪に手を染めた男。偶然拾った犬が男の守り神になった(男と犬)。壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で呼んでいた(夫婦と犬)。人と犬の種を超えた深い絆を描く感涙作。

『少年と犬』は、第163回直木賞を受賞した作品ですが、馳星周さんって7回目のノミネートだったんですね。

バーニーズを飼っている愛犬家でもあります。

割と小説家で犬を飼っている人って多いですよね。

そして犬が登場する小説を書くという。

『犬は知っている』大倉崇裕

内容紹介(「BOOK」データベースより)
ゴールデン・レトリバーのピーボ(7歳オス)は、患者の恐怖や苦痛などを和らげるために警察病院に常駐するファシリティドッグだ。小児科病棟で子供達を癒やす存在なのだが、ピーボには裏の任務があった。特別病棟に入院する余命わずかの囚人患者の心を開かせ、彼らが隠していた事件の秘密を聞き出す。どんな凶悪犯もふさふさの毛並み、つぶらな瞳、愛らしい動きに癒されてつい心を許してしまうのだ。そして、ピーボ専任担当の笠門達也巡査部長は、ピーボが聞き出した患者の秘密を端緒にして、事件の再捜査を開始する。警察病院のスーパー癒やし捜査犬が、難事件を迷わず賢く解決!!犬が主役で助手は窓ぎわ警官。超異色コンビの警察ミステリー。

いやーこんな犬が実際にいたらすごいですよね。

でも、かわいいゴールデンレトリバーがやってきたら、ついつい心を許してしまうのもわからなくはない!

犬が主役の警察ものってのもいいですね。

『ソロモンの犬』道尾秀介

内容紹介(「BOOK」データベースより)
秋内、京也、ひろ子、智佳たち大学生4人の平凡な夏は、まだ幼い友・陽介の死で破られた。飼い犬に引きずられての事故。だが、現場での友人の不可解な言動に疑問を感じた秋内は動物生態学に詳しい間宮助教授に相談に行く。そして予想不可能の結末が…。青春の滑稽さ、悲しみを鮮やかに切り取った、俊英の傑作ミステリー。

言わずとも知れたミステリー作家の道尾秀介さん。

これもけっこう前の作品ですが、この犬の表紙の印象がすごく強く残る作品でした。

『向日葵の咲かない夏』が有名ですが、個人的には『カラスの親指』が大好きです。

『犬がいた季節』伊吹有喜

内容紹介(「BOOK」データベースより)
夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。生徒の名にちなんで「コーシロー」と名付けられ、その後、ともに学校生活を送ってゆく。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の友情や恋、逡巡や決意をみずみずしく描く。2021年本屋大賞第3位に輝いた、世代を超えて普遍的な共感を呼ぶ青春小説。

犬を題材としつつミステリーものが多い中、こちらは青春ものになります。

『トイプー警察犬メグレ』七尾与史

内容紹介(「BOOK」データベースより)
老舗ホテル内の厨房で、カリスマシェフの変死体が発見された。警視庁の刑事・佐倉綾香は事件の真相を追いかけるが、捜査は暗礁に乗り上げてしまう。迷宮入りかと思われた難事件を解決に導いたのはー現場に残された“殺意の匂い”を嗅ぎ分ける、トイプードルの警察犬・メグレだった!メグレと行動を共にする警察犬訓練士の早乙女俊介は、連続する不審死事件に巻き込まれていく。

トイプードルの警察犬ってかわいすぎてどうしたらいいんでしょう。

七尾与史さんって、変わったテンションの小説が多くて(『ドS刑事』とか)、基本的に楽な気持ちで楽しく読みたいときにいいなって思います。

犬が出るのって、ミステリーものか、ハートフルな感動ものかが多い中、こんな小説もいいかなって思います。

おわりに

犬にまつわる小説8選でした!

犬っていいですよね。

見ているだけでもよし。

一緒に暮らしてもよし。

小説で読んでもよし。

あのもふもふがたまりません。

上記の8作品の中には読んでいて犬を飼いたい気持ちにさせるものもあるかも。