kindle・電子書籍

kindleのメリットとデメリット!電子書籍は本当におすすめか?

kindleの購入を考えているけれど、

「電子書籍って読みづらくないかな」

と不安に思い、なかなか購入できない人も多いと思います。

 

私がkindle paperwhiteを実際に使って感じた、メリット・デメリットを紹介していきます。

読まれた方の購入するかどうかの判断材料の一つになれば幸いです。

Contents

そもそもkindleとは?

「kindleとはなんぞや?」

という人もいるので念のため。

kindleとは、電子書籍を読むための端末の一つです。

電子書籍リーダーと呼ばれるものですね。

Amazonストアで本を買うときに、kindle本というものがあります。

そこで購入できるのが電子書籍です。

Amazonストアで買った電子書籍は、kindleのような専用端末か、スマートフォンで使えるkindleアプリを使用して読むことになります。

 

Amazonから販売されているkindleシリーズは2018年8月時点で5種類でした。

私が使用しているのはその中のkindle paperwhiteマンガモデルになります。

価格的に5つのうち真ん中になる端末ですね。

2018年11月には、kindle paperwhiteの新作が出て、kindle(無印)、kindle paperwhite、kindle oasisの3種類となりました。

更にそこからkindle kidsという子供向け端末も増え現在は4種類です。

kindleのメリット

私がkindleを購入して感じたメリットを紹介していきます。

考えるとものすごくたくさんのメリットが出てきたので少し長くなります。

本棚の本が減る

kindleの購入を考える人の一番の目的はこれではないでしょうか。

 

本をたくさん購入する人からすると、本が棚を圧迫することが悩みの種です。

kindle端末があればそれだけで相当量の本を収納することができます。

 

私が使っているマンガモデルは、容量が32GB。

この場合、一般的な本だと数千冊!

容量を取るマンガでも約700冊が入ります!

もう本棚がいらなくなりますね。

 

またそれだけでなく、一度購入した本はデータとして残ります。

もしkindleがいっぱいになって一度端末から消した本であっても、購入したデータが残っているため、後日改めて再ダウンロードして読むことができます。

荷物にならない

私はkindleを購入する前から外出するときはいつも本をかばんに忍ばせていました。

実家に帰省するために新幹線に乗るときは3、4冊は持っています。

 

それがkindleがあれば、端末一つでよくなります。

自分が読まなくても、子どもが新幹線で暇にしているときに、端末からマンガを読ませてもいいですよね。

 

また端末一つでいろんな本が入っているため、

「今日はこの本の気分じゃないな」

というときも、今自分が読みたい本を出すことができます。

虫がわかないし、汚れない

本を購入して、本棚に置いておくと気づいたら本が日焼けして茶色くなってしまいます。

ほこりもすぐに溜まってしまいますね。

そしていざ読もうとすると、小さな虫が本から……。

うちの妻は特にこの虫が嫌で本を遠ざけてしまっています。

 

でもkindleならそんな心配がないのです!

虫よさらば!です!

 

本自体も、数年ならともかく、10年以上たった本は、よほど丁寧に管理しておかないとぼろぼろになっていきます。

自分の気に入っている本のそういう状態は悲しいものです。

少しだけ安い

電子書籍は、一般の図書に比べると少しだけ安いです。

特に割引をしていないものでも3%~7%くらいは安くなっています。

一冊で見ると大したことないかもしれませんが、積み重ねていくとこれがかなりの額になります。

特にkindleを考えている人だと、年間の読む本の冊数はかなりだと思います。

セールが頻繁にある

kindleで本を探すときにこれがとても嬉しかったです。

もちろんほしい本は定価であっても購入しますが、定期的にセールがあるので、気になっていた本がそこにあると助かります。

kindleストアでは、”日替わりセール””週替わりまとめ買いセール””月替わりセール”というものがあります。

ここでは30%引きくらいの本が多いでしょうか。

それ以外にも、”99円均一”や、”20%ポイント還元””50%OFFセール”なども定期的に行っています。

祝日などに合わせて、山の日だと山にちなんだ本が安くなるということもありました。

これを利用するだけでも、端末に使った金額分は元が取れますね。

青空文庫

これの存在のために電子書籍を考える人もいるのではないでしょうか。

私も一番最初のきっかけはこれでした。

 

簡単に説明すると、

”青空文庫”とは、著作権の切れた書籍や、著者が公開を許可をした書籍を、無料で読むことができるサイト

です!

これは本当にすごいことなんですね。

 

どんな人の作品があるのかというと、

蟹工船の小林多喜二

こころや吾輩は猫であるなど名著の多い夏目漱石

人間失格を書いた太宰治

お札にもなっています、福沢諭吉

銀河鉄道の夜は大好きです、宮沢賢治

それ以外にも、江戸川乱歩森鴎外坂口安吾など有名な作家がたくさんいます。

 

青空文庫を読み切ろうと思ったらどれくらいの時間が必要でしょうか。

これが全部無料で読めるという点でも、電子書籍に移行するのはとてもおすすめです。

Amazonプライムリーディング

これは、Amazonのプライム会員になっている人限定になります。

プライム会員の特典の一つとして、kindle端末もしくはkindleアプリを使って、この”プライムリーディング”の対象となっている本を無料で読むことができます。

割と有名な本もこの対象になることがあります。

『君の名は。』の原作はプライムリーディングで読みました。

 

定期的に対象とある本の入れ替えもあるので、入れ替わるとしばらくはkindleを手放せなくなりますね。

ちなみに、Amazonのプライム会員の年会費が3,900円なので、(年間費一括払いの場合)月に一冊でも読めば元が取れるので本好きにはお得です。

電子書籍でしか読めない本もある

電子書籍のみで出版されている本が存在します。

 

今や、一般の人でも電子書籍という形で本を販売することができるようになりました。

もちろん、電子書籍に対応した会社をとおしてになりますが。

これから先は、紙媒体の本だけでなく、電子書籍としての本の出版が増えてくることが考えれるので、電子書籍を読むツールがあるというのはいいことだと思います。

kindleのデメリット

ここまでメリットを書いてきました。

でも当然ですがデメリットもあります。

私が感じるkindleのデメリットを紹介していきます。

すべて白黒なこと

これは仕方ない部分もありますが、kindleはすべて白黒です。

ふつうの本を読む分にはぜんぜん問題がありません。

ですが、マンガの場合、表紙や一部カラーの部分があることもあり、そこを楽しめないのは少し残念な気もします。

 

そのため、雑誌も読むのには適さないですね。

そもそも雑誌は書店で売られているもののサイズから考えて、kindleで読もうとすると、拡大しないとよくわからなくなります。

雑誌を購入する場合は、kindleとは別に購入した方がいいと思います。

端末を使って読みたいのであれば、kindle fireというタブレットもあるのでそちらでkindleアプリを入れて読むことをおすすめします。

マンガのページをまたぐシーンは読みづらい

これはとても誤算でした。

ほとんどのマンガは問題ないと思います。

だいたいが1ページの中にコマが収まっていますから。

 

でも私の好きな『ONEPIECE』

この本をkindleで購入した時は、

「これは読みづらい!」

と思ってしまいました。

下の2枚の画像が実際の本だと見開きのページになります。

このページの左側のコマが切れていますよね。

これが次のページの右側とつながっています。

パソコンで見ている人は画像が横になって見づらくてすみません。

『ONEPIECE』だとこの画像のように見開きの真ん中を挟んで両方にまたがるコマがけっこうあります。

そのため、2つのページを行ったり来たりしないとよくわからないこともあります。

慣れれば大丈夫とは思いますが。

 

ちなみに、他に買ったマンガ『キングダム』『こち亀』なんかは何も問題なく、ふつうに読むことができました。

新刊の発売が少し遅い

これもかなり残念な部分です。

本の発売日よりも、電子書籍として売り出されるのが遅いです。

 

全般的にどれくらい遅れるのかははっきりわかりません。

でも私が購入した『キングダム』の場合、およそ1か月くらい遅れていました。

元々販売されているものを購入する分には問題ありません。

しかし、発売日を待ち望んでいる人からすると、この遅れはちょっともやもやしますね。

電子書籍になっていない本も多い

メリットのところで、電子書籍にしかない本があると書きましたが逆もいえます。

電子書籍化されていない本がとても多いです。

 

これから出版されてくる新刊はある程度電子書籍になるとは思います。

しかし、昔の本や絶版となっている本となると、実物を手に入れるしかないかもしれません。

また、作家によってはまったく電子書籍化されていない人もいます。

私が好きな作家の一人、東野圭吾さんも電子書籍になっていない!

これが非常に残念でなりません。

電子書籍もだいぶ充実はしてきていますが、すべてを網羅するところまではいかないのが現状です。

人に貸すことができない

私は昔から本を買って読んでは、気に入った本を知り合いに貸すことがよくありました。

現在も職場の本好きの同僚と貸し借りをしています。

 

でも、電子書籍となると、端末ごと貸すわけにはいかないですよね。

こうした他の人との貸し借りが好きな人からすると物足りなさがあるかもしれません。

 

本の貸し借りは自分のことを知ってもらうきっかけにもなりますし、相手と自分の好きな本を共有できるのでかなりおすすめです。

私も他の人の好きだという本を読むことが、普段自分の知らない世界に出会えてとても楽しく感じています。

それができなくなるのはやはり残念だなと思います。

終わりに

ここまでkindleや電子書籍のメリットデメリットを書いてきました。

紙の本には紙の本の、電子書籍には電子書籍の良さがあると思います。

私自身も、kindleを使っているからといって、紙の本を購入しなくなったわけではありません。

両方を併用している状態でしょうか。

 

私としては、kindleはとてもおすすめです。

特に読書が好きな人にとってはこれまでと違った読書との付き合い方ができます。

 

とはいえ、

「やはり紙の本じゃないと本って気がしない」

という人もいますよね。

自分にあった本との向き合い方をしてもらえたらと思います。